熊本県 畜産物
高純度な馬プラセンタから質の高い商品を一貫製造。
純度の高いサラブレッドのプラセンタエキスを詰め込んだカプセル。安全性や機能性で高評価を得ている。
熊本県の農業者が、自らが生産した大豆、馬油、プラセンタエキス等を原材料とした健康食品や化粧品原料を製造・販売して原材料の付加価値向上及び販路拡大を目指す事業
〒861-3203 熊本県上益城郡御船町高木4189番地
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コラーゲンやヒアルロン酸をプラスし、美容効果を高めたプラセンタドリンク。
創成(株)は、熊本の馬生産者の(株)フジチクと化粧品メーカーの肌美和(株)の出資により2014年設立。地元熊本の農産物と馬プラセンタを活用した健康食品と化粧品の原料として馬プラセンタエキスと馬油の製造販売を手がけている。
プラセンタ(胎盤)は母親と胎児をつなぐ、まさに『生命の源』。何千年も前から漢方などで利用されていた記録が残されている。健康食品や化粧品に使われるものは安価で手に入る豚プラセンタが多いが、創成(株)はミネラルやアミノ酸などが豊富に含まれ、最高級とされる馬プラセンタにこだわっているのが特長だ。しかも、その仕入れ先は北海道で多くの名馬を産み出しているノーザンファームに限定。大切に育てられるサラブレットの希少なプラセンタのみを丁寧に下処理してから、独自の方法で高純度なエキスを抽出し、カプセルサプリメントとドリンクなどに加工している。
さらに、北里大学での研究をベースに、研究機関と共同で健康や美容に対する効果検証を行うなど、その取り組みは、常に前向きだ。
馬脂を分離させた純正クリームと純正オイル(右から)。精製することで、使い心地が軽く無臭のクリームやオイルになる。
創成(株)の社長であり、創成(株)の馬プラセンタと馬油を基に最終商品に加工し販売する肌美和(株)の会長である浦邊氏は、熊本生まれ熊本育ち。小さい頃から身近に馬がいた環境が事業の原点となっている。
皮膚科医から肌に良いと聞いた馬油に着目。特有のニオイを解決することで他社との差別化に成功したが、その時に役立ったのは馬肉卸業の友人だったという。解体作業を間近に見ることで酸化の影響に注目し、鮮度の高い馬脂を瞬間冷凍する方法にたどりついたのだ。そこには、手間や費用がかかっても本当にいいもの、本物の価値を届けたいという変わらない思いがある。
もちろん、馬脂の仕入れも信頼できる地元の畜産業者と直接取引。自社一貫製造の強みを活かし、用途に応じてクリーム状や液体状など多様性のある加工を行っている。また、マイナス電子を帯電させることで酸化を防ぎ、酸化防止剤などの添加物を控えるなど、安全性への工夫や努力を惜しまない。その企業姿勢と品質の高さから、国内外のメーカーからの引き合いも多い。
そんな浦邊氏が目指しているのは、熊本県産農産物の付加価値向上だ。原材料を提供してくれる地元生産者とグループ会社との価値をつなげ、これからも共に発展し続けたいという思いが込められている。
使用する胎盤は、生育環境と健康管理が行き届いている北海道ノーザンファームのサラブレットに限定。
機械化が難しい充填作業は人の手で丁寧に。部屋には酸化を防ぐマイナス電子が放出されている。
プラセンタの抽出機器。抽出には、酵素の種類や比率、時間など熟練の技術が必要だ。
多彩なアイテムが揃う、肌美和のプラセンシリーズ。
本物志向の浦邊氏。馬好きが高じて自身もノーザンファームに馬を預けている。馬由来のプラセンタや馬脂を用いて、原料から一貫した商品の製造に取り組む。
2018年2月 現在