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里山アグリ(株)

岡山県 野菜・花き

素材・加工・販路で勝負。 農業で地域活性化を目指す。

素材・加工・販路で勝負。 農業で地域活性化を目指す。

事業内容

岡山県の野菜生産農家が、自ら生産したトマト等に加え、地場食材を原材料とした料理を提供する古民家レストランの運営及び加工品の開発・販売に進出することで、生産から加工・販売へと繋がるバリューチェーンを形成し、原材料の付加価値向上を目指す事業

解説図

里山アグリ(株)

里山アグリ(株)

〒710-0004 岡山県倉敷市西坂117番地1
TEL・FAX:086-423-8117
「北房 ほたる庵」http://hotaru-an.com/

北房の農業を盛り上げる、地元密着型プロジェクト。

古民家レストランのほか、地域コミュニティ施設としての顔も持つ「北房 ほたる庵」。

古民家レストランのほか、地域コミュニティ施設としての顔も持つ「北房 ほたる庵」。

岡山県倉敷市で設立された里山アグリは、地産品を活用したレストラン運営や、農産品の加工販売を手掛ける事業団体だ。

設立の背景には、北房地域の農業者の高齢化や人口の減少問題があった。元北房町長であり、里山アグリ現代表の坂本氏はこの状況を鑑み、農業による地域活性化が出来ないかと方法を模索。北房で採れた農産物を、消費者の多い県南部で販売しようと考えたのがプロジェクトの始まりだった。そして2014年6月、里山アグリは古民家レストラン「北房ほたる庵」をオープン。空き家になっていた旧庄屋宅を譲り受ける形で、地場食材を扱うレストランとして有効活用したのだ。

地域色を打ち出し商品開発。農産物に新しい価値を。

「ほたる庵」で出される料理は、主に親会社でもある「トマトファーム1・2・3」で採れた食材が使われる。糖度が高く適度に酸味のある評判の良いトマトをはじめとして、ぶどうやスイートコーンなど品種は様々だ。加えて、近隣の農業者や酒蔵とも連携しメニューを開発。四季折々の料理で地場食材をふんだんに味わうことが出来、地域住民はもちろん遠方からの来店も多い。

さらに、独自開発しているトマトの加工食品も人気だ。トマトを麺にすり潰して作る蕎麦や、風味を活かしたジャムやパンなど、アイディア溢れる商品を展開している。

現在加工食品は「ほたる庵」のみでの販売だが、より広範囲での顧客開拓にも意欲的だ。倉敷市に今後オープン予定の直売所兼食事処や、東京都新橋駅にある鳥取・岡山のアンテナショップでも販売の段取りを進めている。今後は市内の飲食店への食材提供も考えているという同社は、確かな品質と独創性で第6次産業を盛り上げていくだろう。

代表取締役 坂本 久太郎

里山アグリ(株)代表取締役 坂本 久太郎

旧上房郡北房町の町長を務めた後、2013年に「トマトファーム1・2・3」を設立。さらに北房地域を活気づけるべく、レストラン運営や食品加工を行う「里山アグリ」を立ち上げ、オリジナル商品の開発や県内外での販路拡大に取り組んでいる。

2015年2月 現在

※2017年3月支援終了