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東京デリカテッセン(株)

千葉県 畜産物

生産者からお客様へ。 素材のストーリーを直接伝える、 なでしこポーク専門店。

「CRAFTMANS KITCHEN(クラフトマンズキッチン)」で人気No.1メニューの「ロゼ焼きロースト」。なでしこポークのやさしい甘味が広がる。

「CRAFTMANS KITCHEN(クラフトマンズキッチン)」で人気No.1メニューの「ロゼ焼きロースト」。なでしこポークのやさしい甘味が広がる。

事業内容

千葉県の養豚農家が、自ら生産したブランド豚「なでしこポーク」を主材料として、外食事業に進出することで、生産から加工・販売へ繋がるバリューチェーンを形成し、農畜産物の付加価値向上を目指す事業

解説図

東京デリカテッセン(株)

東京デリカテッセン(株)

〒289-2501 千葉県旭市新町731
TEL:0479-63-9065 FAX:0479-63-5207

美味しさを伝えるべく、生産側が外食事業へ挑戦。

木のぬくもりが印象的な店内。全席禁煙とした点も女性客に支持されている。

木のぬくもりが印象的な店内。全席禁煙とした点も女性客に支持されている。

東京デリカテッセン㈱は、千葉県で育てられるブランド豚・なでしこポークをメーンとした外食事業を展開している。もともと、親会社である㈱栄進フーズグループは農業・畜産事業や、食品加工事業などを運営しており、育てた豚を自ら直接消費者に届けるべく、東京デリカテッセン㈱の設立へと至った。

健康食品として人気の高い、北海道の「大高酵素」を使い愛情たっぷりに育てられているなでしこポークは、脂身に甘味があり肉に臭みがないのが特徴だ。同社が運営する東京都・神田駅前の『クラフトマンズキッチン』では、このなでしこポークを中心にメニューを構成している。平日のランチはトンテキ定食専門店として営業し、なでしこポークのブランドイメージを強く訴求できるよう力を入れている。また、バーボンとの組み合わせの提案も同店の特色だ。バーボンの原料であるとうもろこしの柔らかい甘さと、豚肉の脂の甘さは非常に親和性が高いという。これら独自のメニュー展開はもちろん、女性客も入りやすいスタイリッシュな内装や、店入口にある熟成庫のディスプレイにも多くの注目が集まった。客足は上々で、月に豚60頭分程の消費があるそうだ。

生産者もお客様も満足できる店作りへ。

ストレスの無い環境で、丹精込めて育てられるなでしこポーク。

ストレスの無い環境で、丹精込めて育てられるなでしこポーク。

東京デリカテッセン㈱代表の花澤氏は、『クラフトマンズキッチン』を立ち上げる際、特に重点を置いて考えたことがある。それは、生産者が持つ食材のブランドイメージや素材感をお客様に伝えること。そして、どんな付加価値を、どのように伝えるかということだ。そこでたどり着いたのが、昔ならではのモノ作りの良さに立ち返ることを意味する「クラフトマンシップ」という言葉だった。生産者から直接届けられるこだわりの食材を使用することで、生産者もお客様も互いに満足できる店舗を目指したかったという。その精神は、なでしこポーク以外のメニューにも反映されており、旬な野菜を全国の農家から取り寄せ、地域食材の取り扱いの拡大も進めている。また、生産者のぬくもりが伝わる根菜のピクルスを店で漬けるなど、素材を前面に出したメニュー展開に余念が無い。

同社は、今後もさらなる多店舗展開を予定している。その目標に向け、首都圏で培ったノウハウでのブランド展開も視野に入れて、小型店と専門店の開発を計画している。全国各地の生産者とネットワークを広げ、生産者とともに店のプロデュースを手掛けることにも意欲的だ。

生産から店舗販売まで、グループ一丸となり最高の素材を届けようとする同社の姿勢は、今後も多くのお客様に広く受け入れられていくだろう。

社長 花澤 寛

東京デリカテッセン(株)社長 花澤 寛

2014年8月に同社を設立。「なでしこポーク」の生産者と消費者の距離を縮め、利益構造の改善やブランド化を推進するべく外食事業に取り組み、農畜産物の付加価値向上も目指す。

2015年4月 現在