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(株)新潟農商

新潟県 米・穀類

農家の顔が見える米。 日本一の美味しさを海外へ。

新潟米の新品種「新之助」は、「コシヒカリ」に匹敵する新ブランドとして、県が7年の歳月をかけて開発。

新潟米の新品種「新之助」は、「コシヒカリ」に匹敵する新ブランドとして、県が7年の歳月をかけて開発。

事業内容

新潟県の米生産者が、地域生産者と連携し、先進営農機械化システム・直播技術等を活用して生産した新潟産の米を、近年需要が拡大傾向にあるアジア諸国を中心に輸出し、現地精米をすることで、販路拡大を目指す事業

解説図

(株)新潟農商

(株)新潟農商

〒956-0015 新潟県新潟市秋葉区川口580-17

TEL:0250-25-3160 FAX:0250-25-3162

http://www.niigata-nosho.com/

高品質の新潟米で世界の和食ブームを後押し。

同社のお米マイスター※によって厳選されるコシヒカリは、新潟産や魚沼産のほか、岩船産、佐渡産の4種類。

同社のお米マイスター※によって厳選されるコシヒカリは、新潟産や魚沼産のほか、岩船産、佐渡産の4種類。
※日本米穀小売商業組合連合会が主宰。専門職経験者だけが受験資格を有し、米の博士号とも呼ばれる。

肥沃な大地や豊富な雪解け水、そして歴史ある栽培技術により、日本一の米どころとして知られる新潟県。(株)新潟農商は、農機販売会社の(株)新潟クボタのグループ会社として、新潟県産米の集荷及び国内外への販売を手掛けている。
国が掲げる米の輸出戦略に対し、クボタグループとしても、伸び続ける海外需要に応えるため輸出用米の確保に力を注ぐ。2014年、村上市の6つの農家が輸出用米の生産法人(株)NKファームを設立。翌年、(株)新潟農商は、(株)NKファームが生産した米の乾燥調整を行う施設、「ライスセンター」を創設した。新潟県産米の本来の美味しさを伝えるために、鮮度と食味での差別化を意識し、海外での販路を拡大している。
県内全域、多数の契約農家と二人三脚でより良い米作りに取り組み、生産者の顔が見える商品作りが同社のこだわりだ。また、海外各地にクボタグループ現地法人があることで、輸出事業が円滑に進められる点も強みであると新澤代表は語る。

現地での精米体制を確立。新鮮な味わいを世界各地で。

現在の取引先はアジア圏が大半を占めているが、欧米へも販路を広げている。

現在の取引先はアジア圏が大半を占めているが、欧米へも販路を広げている。

従来の輸出用米は、ほとんどが国内で精米されていたため、長距離輸送後の品質の安定に問題を抱えていた。そこで同社は、クボタグループ現地法人との連携により、輸出先での精米体制を確立。長期保存に適した玄米で輸出し、現地で精米することで、日本で食べる米と変わらない美味しさを維持できるという。
香港への輸出を開始した2011年以来、モンゴルやシンガポール、ヨーロッパなどへも販路を拡大し、年間の輸出量は約2000トンにも迫る勢いを見せる。「新潟米」は海外でも信頼できるブランドとして広く認知されており、引き合いは確実に増え続けている。また、海外の農家の視察受け入れや、外国人社員の採用など、グローバルな交流を積極的に行うことで、さらなる魅力の発信に余念がない。
県内に増加し続ける、耕作放棄地を利用し、農産物の生産事業も行っているクボタグループ。今後は拠点を増設し生産拡大を図るとともに、グループ一丸となって、農家の所得向上や地域活性化を目指す。輸出事業としても、将来は欧米にも拠点を設けることで直接取引ができる環境を作り、世界のマーケットに挑戦し続ける同社に目が離せない。

代表取締役 新澤 智数

(株)新潟農商代表取締役 新澤 智数

1994年、(株)新潟農商は(株)新潟クボタの肥料農材部の分社化に伴い設立された。新澤氏は、2017年代表取締役に就任。米穀の小売卸業、肥料及び農薬の販売などを手掛け、今般は輸出米用の設備拡充で事業の拡大を目指す。

2017年10月 現在

※2018年2月支援終了